024、025、026

カイルの森 (角川文庫)

カイルの森 (角川文庫)

この作品、大事なのは結末じゃなくって、その途中でちりばめられたカイルの言葉であると思う。

野ばら (河出文庫―BUNGEI Collection)

野ばら (河出文庫―BUNGEI Collection)

難しい言葉が多すぎて、イメージしにくかったので、辞書片手に読み直したいです。色を和名表記にすると趣がでていいんだけど、実際どうだったかな?と思うところが何箇所かあった。
それにしてもこの人が書く男子学生は清潔感溢れるな。

嗤う伊右衛門 (角川文庫)

嗤う伊右衛門 (角川文庫)

昔の言葉遣いなので、高校時代の古典を思い出しつつ読んだ。
色々と救われないことが多すぎてずーんとした・・・。謙遜とかじゃなくてネガティブな思考が身についていて、しかも自分の中でどんどん相手の気持ちを結論付け、諦めとはまたちょっと違って物事を素直に受け入れることを知っている人は、ちょとした誤解でどんどん道がそれていくんだな。私には岩のような凛としたものや確固たる自分を持ってはいないかもしれないけど、まるで自分をみているようだった。