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- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/14
- メディア: 文庫
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なんというか、この主人公の女の子のさめた部分て、ここまで悟ったようではなかったけど自分にもあった。いや、まだあるかも・・・。私も学生時代、特にグループなどに所属することなく、だけど、どのグループとも険悪でもなんでもなくて、そつなく付き合っていた。別にしたくてそうしたわけでも、したくなくてそうなったわけでもないんですけど。そういう立ち位置からして、自分をみているかのようだった。
他にも今の状況とかぶるようなところもあって、そういうことに対する考え方のようなものも、自分と似てる気がした。恋愛に関するスタンスだけはちょっと違うけど。
辻村さんの作品はどれも分厚くて読み始めるのに日を選んでしまうんだけど、読み始めたら集中してあっという間に読んでしまう。もっとゆっくり読んでもいいのに、って思うけど読んでる最中はそんな余裕なくなるのです。