またまた離人感についての話なので、たたみます。
 
最初、景色をみておかしいなって思った時にものすごく切なくて、それがこの落ち着かなさのはじまりだった。その切なさの原因がはっきりわかったので、記しておこうと思う。
絵のようにみえるというよりも、その景色の向こう側が何もないように感じているんだなって思った。
いつも実家に向かう時に山の中腹にあるトンネルを抜けて行くので、トンネルを抜ける前に見えている景色の向こう側には実家があって川や池があるってちゃんとわかっている。なのに、あの向こうには何もないと感じてしまう。
向こう側がわからないっていうのは美術館で絵をみていることと確かに大差ない。でも今までは「あの景色の向こうには何があるんだろう」っていう風に考えてたのに、今は何もないという漠然とした気持ちだけがある。
なんか目に見えるものしか信じられないんだって気がして、寂しい。