褒められて、一瞬気をゆるめると、けなされて、不必要な人間だと認めさせられて、認められたくて褒められたくて頑張って、褒めてもらえて、だけどまた突き放されて。
そんなことの繰り返しの日々が私の中にはまだある。
極度に緊張をしたせいで、あの頃と同じ様なスパイラルに陥って、自分の思考がぐるぐるとめぐりだしてしまい、なんとか一人になるまで、泣き出さないように、次々とあふれてくる言葉をやり過ごすのが本当に大変だった。肌寒い夜道を誰か、大丈夫、大丈夫、誰か、大丈夫・・・と言いながら彷徨っていた。
どんどん自分が大きなうねりに飲み込まれて、どこかにいってしまうのを感じている。自分が遠く感じる。