ぼくはこうして大人になる (新潮文庫)

ぼくはこうして大人になる (新潮文庫)

読んだ本を記録しよう。
目指せ年間3桁!雑誌やマンガは含まない。でいたい。
委員長をやらされてた!とかそういう人は特に共感を覚えるんじゃないかなと思う。
長野さんの作品は何冊か読んだんですけど、主人公の思い込みが激しく、要領よくみられるけど実は不器用で、まるで自分をみているようです。ぐお。

どんなに強く見える人でも、自分の存在を肯定してくれる言葉やただ抱きしめてくれる腕や撫でてくれる手が欲しい時もある。この主人公はずっとそういった孤独に堪えてきてたけど、最終的には見てくれてる人がちゃんといたということを知ることができた。
後味かなり爽やか。学校内の人間模様や個人の感情はとにかくリアルだった。